豊島逸夫の手帖

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ワクチン予約(ネット経由)のアドバイス

2021年5月25日

筆者は「高齢者」のカテゴリーに入るので、区の集団接種のネット受付開始日に予約(家族含め複数人)を入れた。そこで体験的アドバイス。

まず、普段からネット機材5個持ちして使いこなしている筆者でも、ワクチン接種予約など初めてのことゆえ手続きに戸惑った。システムに不具合が発生しても、経験的な勘働きで多分これだろうと当たりをつけて切り抜けていった。これ、普通の人ではかなり時間がかかると思う。
ネット機材によって操作がスムーズか否かが決まることも知った。

結論から言うと、なんとあの中国製ファーウェイのタブレットが抜群の反応で予約窓口へのリーチも予約受付も断トツで早かった(米国が焦って経済制裁をかける理由も分かった)。他の4機材は日本製と韓国製。実はファーウェイが一番単価の安い機材だったのだ。
結局この一機だけで全てを高速で処理できた次第。あとは遅くて役立たず。機材がダメだと何時間もかかりそう。筆者は5分で終わった。

なお、1回目と2回目の場所と時刻を即決める必要がある。ちょっとでも迷っているとどんどん埋まってゆく。これはトレーダー時代の経験が役立った(笑)。特に三角印の時間帯は残り少なく秒を争うから丸印が安全。地方自治体によりシステムは異なるようだが筆者の区は1回目と2回目を同時に、しかも3週間空けて予約せねばならない。これがなかなか難しい。まず1回目を決め確認している間に2回目の予約時間枠はどんどん埋まってゆく。上手く3週間目の日が取れる保証は全くない。区の説明では3週間以上大きく間隔が空くと効果が95%から75%に減るから注意と書いてあるのだが、だからどうすれば良いのかという指示はない。

結局、かかりつけ医でやってもらえるのなら、それがベストだと感じた。筆者のかかりつけ医は東京以外の場所なので接種してもらえるが手続きが煩雑。大量接種会場が話題だが今の規模では焼け石に水。東京では東京ドーム規模の会場がいくつ必要なことか。そもそも医療関係人材が絶対的に不足していることも痛感した。

さて、話題はガラリと変わって金価格。
ゴールドマン・サックスは中期的に悪性インフレになると2000ドル突破と予測。基本的に筆者が述べてきたシナリオと同じ。

それから5月22日の日経新聞朝刊マーケット商品面に「金ETF、資金流入超に 今月第2週13.1トン 4カ月ぶり高水準」の記事(5月21日の日経電子版には「金ETF、資金流入に転換 週次の流入量、約4カ月ぶり高水準 インフレ懸念背景、金価格の押し上げ要因に」の記事あり)。
ドル金利上昇やドル高を背景に世界的には金ETFからのマネー流出が続いていたが、このトレンドが転換。
筆者のコメントは控えめ、「インフレ防衛目的の本格的な資金流入には至っていない」(マーケットアナリストの豊島逸夫氏)。
今月第2週の流入規模が13.1トンに留まる。昨年のハイペースには及ばず。
年後半に本格上昇で2000ドル突破と見ている。

それから今朝は米国国務省とCDCが日本への渡航中止勧告。レベル4の最高段階に引き上げのニュース。いよいよ東京五輪、正念場だ。

2021年