2020年2月7日
中国側が米国に対して関税引き下げに動きました。
その真意は新型肺炎で大きなダメージを被った中国経済に、もはや米国に約束した2000億ドル相当の米国製品を購入する余裕がないということでしょう。その代わり関税を引き下げることで、ここは手打ちにしたいということ。米中通商「第一段階」合意をここまできて反故にすることは、中国経済を更に直撃するゆえ、何としても避けたいとの思いがヒシヒシと伝わってきます。
対するトランプ大統領も大統領選真っ只中。中国ともめる事は避けたいとの態度と思われます。
さて、新型肺炎の中国経済への影響は来週がいよいよ正念場。
まず来週から出勤できるのか。工場は再稼働できるのか。サプライチェーン破断が回復するのか。店舗は再開できるのか。個人は外出自由となり個人消費が回復するのか。
どうみても無理筋だと思います。
さて、どうなるか注目。