豊島逸夫の手帖

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新型肺炎、市場にも衝撃

2020年1月22日

コロナウイルスの人から人への感染が確認されました。中国がこれから春節に入り民族の大移動が始まる時期です。

今日も新幹線に乗ったら、いきなり中国語のアナウンスがあり、周囲を見れば中国人観光客だらけでした。

市場にも影響を与えています。

昨日は東京の株式市場がこの問題を嫌気して下げました。特に上海市場の動向が注目されています。今日は上海市場も冷静を取り戻したので東京市場もひとまずは安堵しています。

NY市場でも米国国内で初感染例が報道された瞬間にダウ平均が200ドル近く急落しました。どの国も自国内での感染例が出ると神経質になりますね。

金市場は特に大きく反応はしていません。

オーストラリアの大規模火災も気になります。

ここにきて地球温暖化現象が一気に噴出した感が強いですね。

シベリアでこの時期に木の幹にキノコが生えたという事例は驚きです。

日本も暖冬。スキー場は私もかつて経験したことがないくらいの雪不足。それでも行ってきましたが超閑散。ピーカンの晴れで気持ち良かったですが気温は春スキー並み。最高気温がせいぜい2~3度程度のところ5~7度、場合によっては10度。

東京の冬も異常。曇り、雨が多い。カラッと冬らしく晴れませんね。今年、庭に霜柱が立つのを未だ見ていませんし。

投資の世界でもESG投資と言ってE=環境、S=社会的責任、G=企業統治を重視する企業に投資する時代に本格的に入りつつあります。機関投資家もただ儲ければ良いということではなくなってきているのです。

中東情勢や米中貿易戦争ばかりが注目される市場にとっては警鐘とも言えるでしょう。マーケットのリスクという観点からも発想の転換が重要になっています。

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2020年