豊島逸夫の手帖

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米銀の内部告発者に50億円の「ご褒美」

2020年65

昨日のウォールストリートジャーナル紙が大々的に報じてウォール街の話題となっている話。

バンク・オブ・ニューヨーク・メロンという金融機関の外為トレーダーがSEC(米国証券取引委員会)に内部告発。見返りに「賞金」約50億円相当を得た。この「密告報奨金」は制度的に確立されており、通常銀行が支払う罰金の10~30%相当という。
部門は外為。大手年金に法外な通貨レートを吹っかけていたとのこと。それを顧客には「出血大サービス」とか称していたらしい。
それにしてもいかにも米国らしい制度。日本では考えられないが、これ日本で実行したら野次馬としては面白そう~~。
但し、相互監視制度みたいなもので、職場の雰囲気は社員たちが牽制しあって気まずい感じになりそう。
私が在職したスイス銀行では決定事項・正式書類・小切手などには課長、係長など同格の役付き2名の署名が必要とされた。まさに相互監視社会で行内の雰囲気はあまり良くなかったことを思い出す。

なお、金価格は1700割れた後、反騰して1710ドル台。下値は固いが上値は重い。

さて、私の「外食行脚」が再開モードに。
まずは千疋屋でパフェ。久しぶりで上品な甘さが体に沁みたね~~。ソーシャルディスタンス維持のため4人席に二名。天井も高く、ゆっくりできる雰囲気だった。写真のようにテーブルには断り書きがある。

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今日あたりはマガーリ@自由が丘でも覗いてみるかな(笑)。

 

2020年