豊島逸夫の手帖

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金の癒し効果

2020年6月9日

今週のNY市場(株、ドル、金、原油、債券)のムードは、一言で言えば「やれやれ当座は安堵」。

経済再開が始まり、特に大変なことにもならず、雇用統計は問題含みだが、とにかく「良い数字」であった。
第二波、略奪デモなど心配すればキリがないが、思ったより順調に情勢は展開している。
であれば、株も買おう。ヘッジで金も買おう、となるわけだ。
一時の勢いはないが地道に買われている。

心の中では今の株価は上がり過ぎと多くの人が思っている。でも皆が買っているみたいで私だけ取り残されるのは嫌だ。とりあえず買って様子を見る。こういう心境の時、金も保有していると心が落ち着くものだ。精神安定剤みたいな効果。実際、保有している金の地金を見ると「癒される」と答える人が少なくない。
この心境は投資の経験があまり無い人には分からない。金が癒し??なんで??というところが相場だろう。
しかし、投資で辛苦をなめてきた人は心にグサッと刺さるケースが目立つ。

さて、外食再開で行きつけの鮨屋「誠鮨@お茶の水駅前」に行って久しぶりにホンモノの鮨を食してきた。やっぱり日本人には鮨だね~~とつくづく思う。この鮨屋は私が日経新聞朝刊「交遊抄」で2回目に出た時に紹介した店。気取らず、でも鮨の味は第一級。カウンターのケースに並ぶネタの数々をとりあえず右から左まで一通り食してきたよ。私は酒を飲まないので、次々握ってくれる鮨をパクパク、パクパクひたすら30分くらい食べ続け、サッサと店を去る。店としては回転が良い客ゆえ歓迎されている(笑)。

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2020年