豊島逸夫の手帖

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金とビットコイン

2022年1月7日

ここのところビットコインの価格が下げている。6万ドル以上まで急騰後、4万ドル前半まで下落中だ。マネーがビットコインから金に「先祖返り」しているとも見られる。

金とビットコインは常に比較され話題になる。
最近ではゴールドマン・サックスが、ビットコインは徐々に金市場のシェアを食ってゆくとのレポートを発表した。
筆者は、価値の保存手段としては数千年の歴史がある金に軍配が上がるが、価値の交換手段としてはネット環境があれば決済できる仮想通貨が有利と一貫して述べてきた。その考えは今も変わらない。

それから世界最大ヘッジファンドの創始者でカリスマ投資家のレイ・ダリオ氏が、昨日米国CNBCで長めのインタビューを受け、金融政策が引き締めになっても通貨価値の希薄化は変わらず、金やビットコインが注目されると述べている。同氏は以前から金保有を推奨しており、その考えは変わっていない。ビットコインを認めつつもやや懐疑的だ。

金は好き嫌いが激しいので賛成論と反対論が極端に常に対峙する。
賛否両論渦巻く状況は今後も変わるまい。

足元の金は昨日詳説した「FRBマネー回収ショック」の煽りで1790ドル台まで下落。依然レンジ内に留まる。

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量的緩和でばら撒かれたマネーが急速に回収されるとクレジットクランチ(流動性危機・信用収縮)が起きて、マネーが安全資産に流入するシナリオも考えられる。

さて、今朝は雪の後。朝日が雪積もった木に反射して桜色が綺麗だった。電信柱とかが映ると無粋だけどね。

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