2022年4月20日
以下の表は米国財務省HPに載る米国債の実質利回り。
注目は10YR、つまり10年債の利回り。時系列でみるとマイナス幅が徐々に縮小して、19日には遂に0.00%になった。
実質金利がマイナス圏からプラス圏になることは金には逆風になる。注意すべき動きだ。10年債利回りがプラス圏になれば、マネーは債券に流れる。名目金利が急上昇して、インフレ率を超える状況になるからだ。米国債券市場ではFRBの強力な利上げと資産圧縮を織り込み、名目ドル金利が前のめりで急騰中なのだ。
2000ドル瞬間タッチから1950ドル台まで跳ね返された要因のひとつと考えられる。要経過観察。