豊島逸夫の手帖

2022年12月14日

超御用繁多ゆえ、昨晩発表の米ＣＰＩについては以下のＹｏｕＴｕｂｅ豊島逸夫チャンネルを参照されたい。２０００人近くがライブで参加してくれた。
励みになるよ。なお、１５日午前７時からはＦＯＭＣ総括ライブを配信する。

２０２２年相場フィナーレ　パート１　ＣＰＩライブ

７．１％まで下がったとは言え、物価上昇率としては極めて高い水準だ。
０．７５％ジャンボ利上げを４回連続しても、まだＣＰＩは７％の高水準にある。
５％までは下がるであろうが、４、３、２％と下落する過程が胸突き八丁になる。
恐らく２％まで下がり切れないのではないか。
７．１％という数値にしても前年同期が高い水準であったので、この１年の上昇率が低めに出るという「ベース効果」も無視できまい。結局１００ドル程度の上昇に留まった。

米株価はＣＰＩ低下でダウが７００ドル超急騰したが、結局１００ドル程度の上昇に留まった。

対照的にＮＹ金はドル金利安、ドル安に反応して１８００ドル回復。