豊島逸夫の手帖

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増える「静かな退職者」たち

2022年9月9日

金価格とドルの関係が強まっているので、ドルに大きく影響する雇用統計など、雇用情勢から目が離せない。
そこで最近筆者の目を引いた記事が「米労働者の半数が『静かな退職者』 熱意なき勤務広がる」。

米国で「静かな退職(Quiet quitting)」と呼ばれる考え方が広がっている。実際に仕事を辞めるわけではなく、必要最低限の業務はこなすものの、仕事への熱意が低く会社への帰属意識も薄い会社員を指す。
と書くとドキッとする読者もいるのでは(笑)。
実際、米ギャラップ社の調査では、こうした従業員の割合が半数以上を占めたという。在宅勤務の広がりで会社との繋がりが薄くなったことが背景にあると指摘されている。熱意も不満も乏しい冷めた層。日本でもアルアルだよね~~。「若手社員の間で、自分が成長できるという実感を得にくくなっている」との指摘も。将来の経済を考えると怖い現象だ。

昨日の昼過ぎだったが久しぶりに大手町を歩いたら、とにかく人がいない光景が一般化している。人が集まって働いているという感覚を得られない。休日ではなく平日の午後に警備員の姿ばかりが目立つ高層ビル街というのも異様だ。
円安も対ドルの下げ率を比較すると円が突出している。静かな退職者、実は日本に最も多いのかと考えさせられる。
そんな大手町を見下ろすフォーシーズンズホテルで、旬のシャインマスカットをテーマにしたアフタヌーンティー。あのホテルはセンスが良いので気に入って使っている。

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2022年