豊島逸夫の手帖

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国際金価格は1800ドルを試し中

2022年8月15日

マーケットは引き続き米国が不況か否か、金融引き締めの効果判定には時間がかかるので、結論は容易に出ず。

とにもかくにも消費者物価指数が前年同月比8.5%も上昇して、頭打ちの兆しと言えど、現行の政策金利は2%台とあまりにも差があり過ぎる。インフレ懸念は年末から来年前半にかけて続きそう。そう考えれば金価格は下げても底は浅い。結局ドル建て金価格の変動より、円の変動の方が激しくなるかも。今やドル安=金高という「市況の法則」が当てはまらないケースが増えている。とは言え当てはまる時期もある、或いは市場が恣意的に当てはめるので、投資家サイドは持て余す。日本人はきっちり整合性が取れないと思考停止になる人が多いけど、米国人はそれほど深く考えない。

さて、YouTubeという玩具を手にした私(笑)は、早速あれこれ試して使っている。
お盆期間中は札幌から東京に戻っているので、今日は自宅から配信してみた。まだまだ使いこなせていないので、手探り、自己流で進めている。今日は8月後半のメインイベントであるジャクソンホール会議について詳説した。

https://www.youtube.com/watch?v=_7hDvrKDKSU&t=146s

YouTubeから「豊島逸夫チャンネル」で検索してもアクセスできる。

テーマを絞り込んで話したつもりでも結局30分近くになった。できるだけ分かりやすく話すと時間がかかる。専門的に話すと当方は楽だが難解な話になってしまう。その辺りの加減が難しいね。テスト版は札幌のスタジオから配信したが、今日は自宅なので環境も異なる。市場が大きく動いた時は簡潔に15分でまとめ、じっくり話す時は1時間とか臨機応変な対応が必要だね。いずれにせよブログコラムに書くことに加え、YouTubeで喋ることで、より立体的に伝わることだけは確か。次の発信は自由が丘のマガーリか、札幌のアグリスケープか。マーケット関連は殺伐とした話題なので、息抜き的な話を入れても良いかと。まぁ紆余曲折を経て慣れてゆくよ。

それにしても札幌から東京に帰ると酷暑が身に沁みるねー。湿気で参ってしまう。というわけでお盆過ぎたらサッサと帰札。

2022年