豊島逸夫の手帖

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中国、英国EU離脱論に重大な関心

2016年2月23日

習近平は昨年9月に訪英して厚遇された。約7兆4千億円に及ぶビジネス案件契約を締結。その目玉は、中国製原子炉導入であった。

英国を一帯一路の終着駅と位置づけ、そこに拠点を確保する戦略が透ける。

その英国に、EU離脱の可能性が浮上した。

英国が欧州内でEUと一線を画し、独自路線を選択することは、中国の存在感を強めるチャンスと旧知の上海現地金融筋は語る。

とはいえ、EUは中国にとって重要な貿易相手国だ。EU分裂による負の経済的効果は、望ましくない。ただでさえ、中国の輸出は伸び悩んでいる。輸出主導型から内需主導型への構造改革を唱えても、過渡期は、やはり輸出に依存して経済成長を下支えせねばならぬ。

いっぽう、英国とEUの溝が深まれば、そこに、中国が介入する余地が生じる。既に、英国に加え、フランス、イタリアなどが、チャイナマネー争奪戦を演じている。

習近平訪英の翌週に、メルケル首相は、すかさず訪中。

フォルクスワーゲン決算発表日をずらしてまで同社CEOを同行させ、中国市場のシェア死守に動いた。更に、ドイツに人民元建て金融商品を扱う「中国欧州国際取引所」を開設との「お土産」も持参した。

仮に、英国EU離脱ともなれば、中国側にとって、欧州にくさびを打ち込む恰好の機会になりそうだ。

中国が、欧州債務危機のときと同様に「白馬の騎士」役を演じてみせつつ、ジワリ、一帯一路の終点地域に投資を増やし、地盤を固めるシナリオは、英国EU離脱が誘発するリスクの一つであろう。

さて、昨日は中部経済倶楽部(名古屋)で講演。

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静岡の親子セミナーとは全く異なる雰囲気。

今日は大阪、北浜で講演。

明日は、大手町産経ホールで産経新聞主催の「介護イベント」で講演。なんで、講演とマイナス金利が結びつくのか分からないけど(笑)、橋幸夫とゴルフ中嶋プロも講演するというので、興味津々。

明後日は、高松に飛んで、日経懇話会。

アウェーのゲームが続く。裾野が広がるとともに、私の芸域も広がりました(笑)。

それから、朝日新聞で、タレント「はな」さんと金対談↓

http://www.asahi.com/and_M/living/SDI2016021995071.html?iref=comtop_list_andm_n02


中国系で横浜中華街の老舗「華正樓」の創始者ファミリーに生まれたとき、親からもらったゴールドジュエリーを持参してくれた。

こういうエピソードは説得力あるね。

朝日新聞明日朝刊で、全2面見開きの「金企画」に入る対談。

2016年