豊島逸夫の手帖

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ノーベル賞ウィーク

2016年10月13日

ノーベル平和賞選定基準に欧米で疑問符がついている。平和を善意だが「無邪気に」唱える-宣言する人が選ばれる傾向が指摘される。今年はコロンビア大統領が受賞した。然し同国民は政府と革命ゲリラの「平和」協定を投票で拒否した。平和は唱えて得るものか、テロ等と闘って勝ち取るものか。議論を呼ぶ。

そして、気になるのが、米国政府が、ロシアが一連のEメールハッキングの背後に介入、と名指しで非難したこと。昨日プーチン大統領は当然否定したけれど。シリア和平交渉でも、米露決裂。その中で、日本政府は日露関係深化のためロシア担当強化人事でロシアに寄り添う。親露の日本。嫌露の米国。対比が鮮明だ。

そして、爆買いはポンド暴落のロンドンへ。英国は国慶節休暇中の中国人観光客を「熱烈歓迎」で迎えた。メイ首相は、既決の中国からの原発輸入を決定直前に「見直し延期」したけどね。小池知事みたいに。

金価格のほうは、ドル全面高にもかかわらず、1250ドル台でもち合い。ここが、重要な価格帯だね。

ドルインデックスは97台まで上昇。10年米国債の利回りは1.8%に接近。一時は1.4%台まで下がったからね。

そして、今日の写真は、サザエの串焼き(イタリアン風)、野菜たっぷりのカルパッチョ、ゴマ風味のデザート。

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2016年