豊島逸夫の手帖

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秋だ!ポルチーニだ!!

2016年9月14日

今日の私のトップニュースは、利上げでもクリントン健康問題でもなく、昨晩食べた旬の生ポルチーニ茸。イタリアから直送第一便が、おなじみ洗足池マガーリに到着。美人マダムの「来たよ。」というLINE一報で即駆けつけた()

イタリアの秋を告げる味。私は、納豆・海苔・味噌汁なしでは生きられない生粋の日本人なのだけど、いっぽうで、イタリア産生ハム(プロシュット)、パルメジャーノ・レジャーノ(伊太利チーズ)、ルッコラの3点セットが間隔を置くとむしょうに食べたくなる。ヒョッとしたら、遠い先祖はイタリアかも(笑)。特に、生ポルチーニ料理にはめがない。マツタケより遥かに旨さを感じる。

昨日は、写真の、シンプルにグリルしたのと、パスタにあえて食した。このただグリルしただけのは、ソースでごまかしがきかないから、料理人の腕の差がはっきり出る。特に、熱の入れ方。有名レストランでも、セカンドシェフが担当のときは、ソースは同じようでも、焼き具合の塩梅がやはり劣るほど。鮎だって、祇園のらく山の大将は、焼く間はわき目もふらず、汗だくで焼き具合とにらめっこしている。だから、らく山以外で、鮎を食べる気がしない。なんせ、自分で当日朝に釣ってきたのだから。マガーリのシェフも、この熱の入れ方が抜群。こうなるとシェフのセンスとしかいいようがない。シェフ「たかさん」の手にかかる旬の素材は果報者だよ。絶品に仕上げてもらえる。まだシーズンは始まったばかりだから、また行くぜ!







というわけで、さて、今日の本論(笑)。

昨日の日経電子版に「FOMC最新票読み、タカ派有利?クリントン氏健康問題も注目」と題して書いたのだが、今朝の日経朝刊3面に、明らかにこれに「インスパイア」されたとみられる表と記事が出ていた。一番熱心に読んでくれるのが記者たちだと、日経記者に会うたびに云われるよ(笑)。おおいに結構。私の原稿で足りない部分はどんどん補ってください。切磋琢磨してお互い育つもの。


なお、今週号の週刊エコノミスト。円高特集号には「専門家14名の為替予測」の中に私の予測も出ています。こういうときのレンジは、中心値100円として、プラス・マイナス3円から5円とるのが「無難」なのだけど、それでは誰でも言えるし、つまらないし、参考にならない。そこで私は独立系の強みで大胆に方向性を明示しています。今年10~12月と来年1~3月に円高方向・円安方向とメリハリをつけています。まぁ、この予測が外れて、見事桜と散ったら、豊島逸夫事務所の予算で「反省」セミナーを開催して招待するよ~~。

予測といえば、今年の金価格予測は昨年の日経マネー別冊で1100~1300、場合によっては瞬間的ながら1400も、としたから、まぁ当たっているね。プラチナは大外れ。これは反省会もの。でも、プラチナは依然長期強気。足元では、利上げリスクオフで売られているけどね。

2016年