2016年11月10日
トランプ氏の当選も「まさか」であったが、その後の「円安・株高・金安」も「まさか」であった。トランプ新大統領は財政政策、特にインフラ投資を積極的に推進するようなので、ドルの長期金利が上昇するという観測で、実際に米10年債利回りも今年は1.4%台まで下がっていたのが、なんと2%を突破した。その結果、日米金利差拡大によりドル高円安となったわけだ。そして金価格も1320ドルまで急騰した後、1270ドル台まで下げた。振出に戻った。
最大の問題は、中長期的に、トランプ氏の経済政策の全貌が見えていないこと。しかも、トランプ氏の発言は、頻繁にぶれる。一貫性がない。
金融政策に関しても、トランプ氏は、FRBをこきおろし、イエレン氏を更迭すると語っているが、本気なのか。
まだ不透明な状況は続く。
要は、経験則が通用しない、異次元のトランプ相場に入ったということなのだろう。
こういう視界不良のときは、流れに身を任せるしかないよ。
株式にしても、日経平均が一日で1000円暴落して、翌日1000円暴騰するなんて、いかに長期投資とはいえ、心臓に悪いぜ(笑)。
今日の写真は、昨晩のワールドビジネスサテライト。こんな話をしました。大江キャスターと。六本木の新社屋が綺麗で神谷町より便利。地下鉄駅直通。