豊島逸夫の手帖

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クリントン氏肺炎、米大統領選暗雲

2016年9月13日

https://www.youtube.com/watch?v=Ld-yRgZL-8Y&feature=youtu.be

この↑youtube動画を見ると、クリントン氏が講演中に咳が止まらず喋れなくなっている。
まぁ、キャスターも、ライヴのシンガーも、本番中に水分補給するときは、ストロー付き赤ちゃん用の容器などを使ったりするけどね。声帯が疲れているから、水にむせやすく、いったん、むせると、咳が止まらなくなることも。腹式呼吸が重要。ただ、クリントン氏は肺炎と診断されたから、長引くよ。

2週間後の米大統領候補討論会では、両氏とも看護師付き添いかね。米経済マクロ数値より、診断書の要再検査項目の数と、討論会中の咳数に注目_(._.)_ 。
いっぽう、トランプ氏の健康診断書もいい加減。当の医師がメディアでばらした。車でいきなり乗り付け、車中で待つから、一筆頼むと。そこで「大統領としてベストの健康状態」と一枚の簡単な書類作成。

この、クリントン氏健康問題が、利上げにも無関係とはいえない。
仮に、FOMCまでの期間に、病状に著変あるいは、Eメール問題のごとく未発表の事実が指摘されたりすると、トランプ氏大統領の可能性も考慮せざるを得まい。そのトランプ氏は、昨日、イエレン氏と低金利政策をこきおろしている。いかにFRBは政治的に中立が建前とはいえど、選挙前に自らの判断で利上げしておくとの中央銀行家のプライドが心理的に働くかもしれない。トランプ氏は、かねてから、イエレン氏更迭の意向も明言している。思わぬ展開になってきた。

貴金属市場も利上げ次第。FOMCが終わらないと身動がきとれない。

2016年